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《ネタバレ》 救いようのないワルが事情によって手を組まされるというのが話のキモ。にも関わらず、ウィル・スミスが主役クラスの出演という時点でお察しのでき。たがの外れた悪の魅力などこれっぽっちも描かれず、ひたすら悪役にも同情すべき点がある、というようなウェットな人情話的なものを延々と見せられても。そもそも原作のデッドショット(ウィル・スミス)は暗殺技術を磨き抜いた末に、自分以上の技術を持つ好敵手と死力を尽くして闘った末に破れ、華麗に殺されたいという願望を持つに至った狂人。好敵手を求めて自ら危険に足を踏み入れるような危うさが魅力のキャラクターでした。この映画ではウィル・スミスの善人キャラクターに遠慮したのか、狂った部分を省いてしまい、天才暗殺者。子煩悩な男という点のみのキャラクター設定になってしまいました。万事がこの調子。何もかもががっかりな出来でした。
【kirie】さん [映画館(字幕)] 3点(2016-11-17 21:05:23)
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