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《ネタバレ》 ハリウッドの懐の深さが感じられる映画です。
コメディ畑出身で、ほとんど映画監督としての実績のない タイカ・ワイティティ監督にポーンと大作を任せるという半ば暴挙とも いえる制作体勢。ですが、この監督は見事に期待に応えています。 一連のマーベル映画では、このような大抜擢が しばしば行われているようで、素晴らしいのひと言。 チャレンジ精神や、人選の見事さには舌を巻きます。 こうやって埋もれていた才能が芽吹いていくんですね。 肝心の映画と言えば、脳筋お馬鹿コメディ。 絶妙のタイミングでギャグを挟んでくるので 頭を空っぽにして見るには最適です。 ただし、お馬鹿コメディという基調ですが、 実態はかなりシリアスな展開が挟み込まれています。 平和の礎となって、使い捨てにされた人物の復讐劇。 その強大な力に、ソーは右目とアスガルドという国そのものを犠牲にし、 命からがら逃げ出し、アスガルドの民を連れて流浪の王になってしまう、というお話。 このお話、どういう決着をつけるのかがとても気になります。 それでも脳天気で明るい雰囲気で話しが進むのは タイカ・ワイティティ監督の手腕でしょう。 【kirie】さん [映画館(吹替)] 7点(2018-03-20 15:43:48)
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