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はるか、ノスタルジィ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 はるか、ノスタルジィ
製作国
上映時間165分
劇場公開日 1993-02-20
ジャンルドラマ,ラブストーリー,ファンタジー,小説の映画化
レビュー情報
おじさんの妄想映画かと思ったらそうでもない。 そういうにおいをわずかに感じさせつつも実は心理劇の様相。 「過去を記憶し苦しみ続けることだけが贖罪になる」 そのテーマは心の奥深くに響いてくる。
過去の自分と向き合うという映像にしにくい話をうまい具合に処理している。 映画の演出としてはなかなか興味深い。 「おじさん」と「少女」のこんなめぐり合いもほとんどあり得ないけど、でもあるかもしれないなんて思う。
石田ひかりがとても魅力的だ。 若さゆえか、撮影がきつくて体調崩したのか、肌荒れが結構気になったりするのだけど、でもそれが返って生々しい「少女」を具現化していた。
大林監督の作品は演劇的というかなんというか、いかにもお芝居って言う感じの作品が多いと思う。 この作品も例外ではない。 でもその独特の雰囲気になじめるのなら思いっきり楽しめるだろう。
しかし監督、原作者の「古里」への想いがとにかく強いのでそれを受け入れるもやり過ごすも観る人しだいだけど肯定的に受け取れなければこの作品を受け入れることは難しいだろう。
称えよ鉄兜さん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-07 08:43:41)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 5.83点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.77
このレビューの偏差値 56.90
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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