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《ネタバレ》 ぜんぜんB級っぽくありません。
やっぱりホラーを見る際には「B級っぽさ」を期待しているところがありますから、普通レベルだとちょっとガッカリさせられます。 面白かったですけどね。 近親姦がもとで畸形が産まれて、遺伝子レベルの変化で怪力になったというのは面白いです。そういうのゾクゾクします。 あれだけ森が広くて行方不明者が多いと、僕たちの未だ知らない生き物が森の奥深くにいて人間の肉を食べていたりするんじゃないかと思いますよ。 この作品で僕が良くないと思うのは「怪物が怖く見えてこない」ということです(偉そうですみません)。 まるでファンタジーの世界の住人で、「かいじゅうたちのいるところ」みたいな絵本の中の森の妖精が人を殺しているみたいです。 ロードオブザリングにも出てきそうですかね。 「パンズオブラビリンス」や「トトロ」を見てもそうですが、やっぱり深い森とファンタジーの世界はどこかで繋がっていると思いますね。 弓矢とか使い出した時点ではメルヘンチックなファンタジーにしか見えませんもの。 まさに「グリム・スラッシャー」です。 惜しいですね。メルヘンとか神秘的な雰囲気は好きだからいいけれど。 あと、畸形が人間の所持品をコレクションしているというのは面白いですね。 彼らは醜い化け物たちですから、幸せそうに見える人間達の所有物を集めるという行為にはどういった目的があったのかというところがなんだか興味深いです。 それにしても一番最後の畸形の姿が恐ろしいです。暗闇に照らし出された姿は異様です。オドロオドロしい憎悪が篭っているようです。全編をあれで統一してくれたらばもっと素晴らしいものになったかもしれません。と僕は思います。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-12-21 00:28:36)(良:2票)
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