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十二人の怒れる男(1957) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 十二人の怒れる男(1957)
製作国
上映時間96分
劇場公開日 1959-08-01
ジャンルドラマ,サスペンス,法廷もの,モノクロ映画,TVの映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 
ここまで素晴らしい心理描写を自分は見た事がありません!
法廷サスペンス?ぼく裁判とかよく分からないしぃ、眠くなっちゃうんだよねぇ。。。
否いや!眠くなるどころか、目を離すスキも与えてくれません!
次から次へと何かが展開してゆきます。
僕も偏見により「有罪側」にいましたが、どんどん裏切られました。
絶対に真実だと誰もが疑わなかった事が、どんどん揺らいでゆく様は見事です。
人物描写が素晴らしく、キャラクターが個性豊かで、皆それぞれに存在意義があるように思います。とても演技とは思えません!
皆がそれぞれの意見を持っているというか、その人の考え方はその人にとっては正しいのだと思います。それが一つの部屋で交錯するので、とても激しいです。
一人の人間を人間が裁くというのはとても恐ろしい事だと思いました。
とても責任が重くて、凄く慎重にならなければいけない。自分の偏った考えや、自分が感情的になっている事に気づかない事も多々あるので、そういう部分も真実を曇らせます。
真実なんて誰も分からないのですが、それでも出来るだけ真実に近づけないといけない。
大変だなと思いました。
この作品ではそういった事をとても重大に扱っているように思います。
最後に、みんながバラバラになる場面が良かったです。
(※上の感想文は2009年3月29日に書いたものです)
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 10点(2012-05-09 03:08:06)
その他情報
作品のレビュー数 504件
作品の平均点 8.60点
作品の点数分布
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210.20%
330.60%
420.40%
5183.57%
6163.17%
7499.72%
810320.44%
915630.95%
1015630.95%
作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 56.94
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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