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奇跡の人(1962) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 奇跡の人(1962)
製作国
上映時間106分
劇場公開日 1963-10-26
ジャンルドラマ,モノクロ映画,実話もの,伝記もの,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 教育と愛のせめぎあいを描いた映画だと思う。
一人の少女を闇から救い出すのは教育であるか愛であるのか。
そこに至るまでの壮絶さを見事に描き出しているとこが素晴らしい。
決して簡単なことではないというのがひしひしと伝わる迫真の演技だった。
迫真の演技とはたぶんこの映画のことを言うんだと思った。
恐らく最近の映画では見ることができないであろう迫力の演技は、
(変な例えですが)あのエクソシスト以上の凶暴さだったかもしれない。
一切の世界を与えられなかったヘレンケラーの心は不条理だ。
そんな彼女の心理状態を見事に伝えた名演技だ。
ヘレンケラーがそんな状態だったなんて知らなかったから驚いた。

正直、この映画を見る前はヘレンケラーの世界は闇だと思っていた。
しかしそうではなく彼女は光を得たのだとこの映画で知ったので安心した。

ヘレンケラーが世界を得た瞬間はとにかく感動的だった。
そしてこの映画は最高のヒューマン映画だった。


当時障がい者の置かれる状況の酷さをこの映画はまた伝えている。
サリバン先生の過去の記憶のシーンは怖かった。
この映画は誰もが光の世界を生きる権利があるということも教えてくれる。



ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 9点(2013-01-01 23:56:04)
その他情報
作品のレビュー数 123件
作品の平均点 8.15点
作品の点数分布
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6129.76%
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101512.20%
作品の標準偏差 1.35
このレビューの偏差値 54.64
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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