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《ネタバレ》 最高のヒューマン映画にして友情(純愛)映画の傑作。
同性愛モノって嫌煙されがちだと思うのですが、 ヒューマンな部分とアメリカン情緒がそれを全部包み込んで補ってる。 よく出来ているヒューマン映画はなぜこうも人生を通しての人間観察が見事なのかと感じる。 ブロークバックマウンテンの自然描写があまりにも美しい。 アコースティックなサウンドがまた最高に情緒的で、同性愛の雰囲気とも合っている。 ある種の過ちを犯した二人のその後の日常生活はやがて荒涼と化し、年月は無情にも刻々と移り変わってゆくが、 それとは逆にブロークバックマウンテンの自然は変わらぬ美しさで雄大に、二人の心の中にあり続けるのだった。 「日常」や「現実」と真逆な意味でブロークバックマウンテンが描かれているようで印象的だった。 ジャック・ツイストが義父を制する場面が最高だと思う。 奥さんが二人の情事を目撃する場面は印象的だ。 また実家の屋内が真白で、老夫婦の空虚な心情を表したかのような不思議な感じだったのは印象に残る。 憎むべきは差別であり、自分にとって害のない人を自分と違うからって攻撃するなんて馬鹿だと思う。 それにしたってジェイク・ジレンホールに揉み上げつけてカウボーイハット被せちゃアウトでしょ。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(吹替)] 9点(2014-02-09 23:19:31)(良:1票)
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