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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女
製作国スウェーデン,独,デンマーク
上映時間153分
劇場公開日 2010-01-16
ジャンルドラマ,サスペンス,シリーズもの,犯罪もの,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 映画史上で最も捻くれた不良ヒロインの登場!?現代風のネガティブさと才能を秘めた全く新しいダークヒーローの登場!?
凄いオーラを秘めた女主人公リスベットは、あまりにも今までの映画から言って主人公向きなタイプではなく、外見からして強いコンプレックスとトラウマを抱き心の病も抱えていますが、それが非常に魅力的でキャラクターの強みでもあります。
愛というものから逃避する暗い様は現代人の多くに共感を与えそうです。
僕も彼女のそういった暗さの雰囲気に非常に興味を抱きました。
ただ彼女は暗いだけでなく頭脳明晰でバイクもカッコよく乗りこなすので、そういった意味で彼女は心が病んでいながらヒーローになれたのだと思います。
本来、主人公とは人間としての弱みをあまり見せないものですが、彼女はそういうところを見事に見せるのが良いです。
この作品は人の心の闇を題材にしています。
非常に美しくゴスな映像も仄かに愉しいです。
島の凍てついた風景が素晴らしいです。
「セブン」や「羊たちの沈黙」のような異常犯罪の謎解きみたいなところもあります。
性の暴力についてこの映画では取り上げられています。
失踪する女性の多さ、豪邸の誰にも知られない地下室、立派過ぎる家と貧し過ぎる家の中で起こりえる閉鎖的な暴力などです。
それが異常で生々しいです。
中でも優位な立場を利用して自分の欲求を果たすパワハラが深刻です。
でもこの映画では復讐のマニアックな変態プレイが見れますが、目に毒です。
復讐劇として心地よいカタルシスですが、まぁ良い気味ですけど。
威圧して相手をコントロールする様な人間には、正直あれじゃ未だ足りませんが。
ゴシックヘッドさん [DVD(吹替)] 7点(2012-02-09 01:05:44)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 50件
作品の平均点 6.56点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.08
このレビューの偏差値 53.77
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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