| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 これは非常に見ごたえのある作品です。
なんたってスティーブン・キングの小説の雰囲気が見事だと思う。 僕がスティーブン・キング作品の映画版に求める雰囲気そのものです。 平穏でノスタルジックなアメリカの町の雰囲気が心地よい。 そしてスティーブン・キングの映画にある少年時代はなぜこうもヤバイのでしょう。 誰しも心に持つ少年時代の風景が忠実であると思います。 少年時代は永遠に続くようであり、まるで冒険のような毎日です。 そして強い友情があり結束があり、強敵と立ち向かうその美しさ。。。 スタンドバイミーでも少年時代がヤバいのですが、この作品も地味にヤバイです。 非常に良いです。 それからピエロ(イット)の強烈な邪悪な存在感です。 あれは子供の持つ恐怖の象徴を上手く表してると思います。 笑い声とか表情は忘れられないです。迫力あります。 実は高校のころにレンタルで見ていますが、シャワーシーンが強烈に忘れられないです。 それから橋の下の森の場面が、自分の中では子供の頃の近所の遊び場と被りまして、強く印象に焼きついています。 サーカスの音楽は異様過ぎます。かなりブッ飛んでて怖いです。 日常に存在するピエロ(イット)がヤバ過ぎます。 そして大人になっても、見えないものに対する恐れがあれば、大人になったって冒険はあるみたいです。 子供の視点での恐怖と妄想的なところ、それが大人になっても引きずる感じが凄く出てて良いです。 イットは死なないのだと思います。 それは人の子供の心の中にあるものだと思うからです。 長い。しかし僕はそこが良い。キングの映画なら。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-02-27 00:26:53)(良:1票)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |