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制服の処女(1931) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 制服の処女(1931)
製作国
上映時間83分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,学園もの,ロマンス,同性愛もの,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 厳格な寄宿女学校の話。
最初はただのロリータ映画だと思ったら、なんだかドイツの表現主義らしく暗い感じがあります。
社会派っていうんですか?訴えるものが重い気がします。
校舎の雰囲気は暗く陰鬱。空気が重い。
それとは逆に少女達の戯れが華やかで、学園内の暗い厳格なムードとは対比的に生命力が漲っている感じです。
そんなガールズトークな戯れとは別に
ひとりの少女の繊細な心の描写が見事だと思います。
ミネハハに少し似てるかな?
この作品では集団になった敵意の恐ろしさを見た気がします。
目線が集中したときの怖さ、静まり返った場の空気、まるでフリークスで感じた怖さか、見ている側まで伝わってくる迫力があります。
威圧的だった校長先生の後ろ姿の孤独さが印象に残りました。

古いモノクロ映像をとおした若い女性の戯れは神秘的です。
螺旋階段が素晴らしい。
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 8点(2012-08-25 20:09:58)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 7.17点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.21
このレビューの偏差値 55.66
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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