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悪の教典 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 悪の教典
製作国
上映時間128分
劇場公開日 2012-11-10
ジャンルホラー,サスペンス,犯罪もの,青春もの,学園もの,小説の映画化,バイオレンス
レビュー情報
サイコホラーと言うより、「殺人怪獣ハスミン」が大暴れする怪獣映画。異形の生物ゴジラが街を破壊しまくるように、異形の人間ハスミンは”邪魔者”を破壊していく。要するにゴジラ映画が見せ場として「大破壊」を描きたいのと同じレベルで、この映画は「大殺戮」を描きたかったのだろうとしか思えない。「お前もうちょっと慎重にしてれば、最後ここまでやる必要はなかっただろ」と言いたくなる、前半の行き当たりばったりな蓮実の凶行の数々は、後半のこの皆殺しに行き着くよう(作劇上の必要から)組み立てられたような感じで、今ひとつ釈然としない。何よりこの映画で残念だったのは、殺した生徒の携帯を持ち歩いたり、わざわざ人目の多い学校で偽装殺人を行ったり、蓮実の行動に合理性(ある意味での知的さ)が乏しく、また後半殺されまくる生徒側のドラマも焦点がぼやけているので、誰にも感情移入できず、圧倒的な殺戮シーンでも傍観者になるしかなかった事だ。(スクリーンから目を背けたくなったのは恐怖ではなく、単なる生理的な嫌悪感)まさにジェットコースーターみたいなもので、観終って僕に残ったのは、何らかの「感動」ではなく、ただただ衝撃の残滓である「疲労感」のようなものだった。ただ、伊藤英明の怪演は見事。
大鉄人28号さん [映画館(邦画)] 6点(2012-11-20 09:04:10)
その他情報
作品のレビュー数 83件
作品の平均点 5.51点
作品の点数分布
022.41%
100.00%
267.23%
367.23%
456.02%
51821.69%
61416.87%
72631.33%
844.82%
911.20%
1011.20%
作品の標準偏差 1.92
このレビューの偏差値 51.34
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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