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部分部分のギャクだったり描写であったりは充分に楽しめます。それは役者さんの力であったり原作の面白さであったり、なによりもそもそもの上方落語界&松鶴師匠の面白さであるわけです。ところが映画が進むにつれて、やむことのない下ネタの連呼に最初は大笑いしていたわけですが次第にゲンナリとさせられます。もうそれはいいから他の笑いはないの?的な。なにやら感じさせてくれるもの、しんみりとさせてくれたり懐かしい気分を抱かせてくれたりはするのですが、下ネタオンパレードがそういう気分をぶち壊してしまいます。2時間の分量の中で下ネタのバランス感覚が適当でなかったということでしょう。残念。ですが、最初の監督作品であること、そして何よりこの手の映画はほとんど本邦初であったということもあって仕方ないのでしょうね。次回作には大いに期待できます。
【Sean】さん [映画館(邦画)] 5点(2007-08-15 18:39:44)
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