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愛と宿命の泉 PART II/泉のマノン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 愛と宿命の泉 PART II/泉のマノン
製作国伊,仏,スイス
上映時間122分
劇場公開日 1988-04-23
ジャンルドラマ,シリーズもの
レビュー情報
《ネタバレ》 パートⅠが良かっただけに、どうなるものかと不安にかられつつ観ていたが、途中から予定調和な展開にがっかり。
全てが自分の予想通りの展開。
なんじゃこりゃ、ひでぇ勧善懲悪映画だなぁと、観る気力を失いつつあったところで・・・な、な、なんと、このラストの展開は凄い!
凄すぎる!!

数奇な人間の運命を、長い時間をかけてじっくりと描き、ラストで衝撃の展開へともっていった脚本は見事と言う他ない。

イヴ・モンタンの末期を、単なる孤独な哀しい老人として描くのではなく、若かりし頃の青春絵巻と、戦争にまつわる不運を下敷きにして、自分の唯一の血縁である甥っ子を幸せにしようと、泉を故意に枯れさせるが、その行為がかえって甥っ子を不幸のどん底に追い込むことになり、自分自身も自然に死んでしまうほどの悲しみを背負ってしまう。
まさに非業の死。

人は誰のためにどう生きるべきか?
そこに答えはないが、人は運命にあがなえないということを、この作品は強く観る者に訴えかけてくる。
にじばぶさん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-14 01:49:00)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 8.27点
作品の点数分布
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619.09%
7327.27%
819.09%
9436.36%
10218.18%
作品の標準偏差 1.29
このレビューの偏差値 42.30
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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