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兄いもうと(1936) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 兄いもうと(1936)
製作国
上映時間60分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
成瀬巳喜男がリメイクした『あにいもうと』を観た後だったので、話の展開については新鮮味がなかったが、それでもその完成度の高さに唸らされた。
1時間という短い尺の中で、家族それぞれの人間像をとても巧く描いている。
頑固オヤジだが一家を支える父、常に優しく人思いの母、やさぐれてはいるが妹との会話で優しい一面を見せる姉、純情可憐な妹、そして悪態をついてばかりいるが実は誰よりも妹思いの兄。
こういった家族像を明確に描いた上で、優男の大川平八郎が登場する。
明らかに肌色の違う都会の男と、泥臭い田舎の一家が不協和音を起こす。
そこに起る悲劇。
しかしそれを支える家族愛。

美しい音楽と、躍動感溢れる映像がそれを支え、見事な掌編と相成っている。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 7点(2008-12-25 22:55:40)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 7.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.50
このレビューの偏差値 30.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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