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ビリディアナ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ビリディアナ
製作国スペイン
上映時間91分
劇場公開日 1964-10-01
レビュー情報
《ネタバレ》 カンヌ映画祭パルムドール作品。
生理的に気分の悪いシーンが何度も出てくるが、カンヌが好みそうな濃い演出と負のパワー漲る内容に圧倒された。

ビリディアナを演じたシルヴィア・ピナルという女優さんは、ブロンドが映えとにかく美しく、それとは対照的に下賎の民たちは、色々な意味で恐ろしく醜い。
この対照的な二つの存在が交錯し、やがてはビリディアナを汚染していくという流れに、変態と名高いルイス・ブニュエルの変態たる所以をみた気がする。

終盤の“最後の晩餐”は圧倒的にやかましく不快。
しかし、それを呼び寄せたのは、美しきビリディアナ。
軽はずみな施しが、やがては惨劇を生むという流れは、まさしく「反宗教的」だ。
にじばぶさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-06-15 01:45:01)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 7.14点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.55
このレビューの偏差値 49.41
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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