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ある歌い女の思い出 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ある歌い女の思い出
製作国仏,チェニジア
上映時間127分
劇場公開日 2001-02-10
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 日本初ソフト化のチュニジア映画ということで、それを観ることができただけでも満足。

母と同じ悲しい運命を、その娘も辿る・・・という話。
王宮内では、指導者が絶対的権力を持っていて、あらゆる面において欲望を満たすわけだが、とりわけ“性”の問題については実にダークな一面があり、それが本作の主題となっている。

江戸時代の将軍でもそうだし、北朝鮮のキンショーニチでもそうだし、オウムのポアするぞ!と言っていたデブもそうだった。

つまり、閉鎖的組織の中で、絶対的権力を持つ男の指導者は、結局、“性”の欲望を、支配下に置く女性で満たしまくる。

指導者の夜の相手を務めていた母親が、まだ幼い娘を同じ目に遭わせたくないと思い、必死に抵抗する。
立場の弱い母親が、娘を思うその気持ちが痛いくらいに伝わってきた。
しかし、単調さは否めず、ただそういった題材を普通にみせているだけの作品だった。

エキゾチックな趣きはあるので、たまに観るにはそれなりに満足できる内容。
にじばぶさん [DVD(字幕)] 6点(2010-12-15 23:49:05)
その他情報
作品のレビュー数 3件
作品の平均点 4.33点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.25
このレビューの偏差値 60.71
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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