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ある子供 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ある子供
製作国ベルギー,仏
上映時間95分
劇場公開日 2005-12-10
ジャンルドラマ,犯罪もの,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 結果的に戻ってきたとはいえ、女が自分の赤ちゃんを売り飛ばそうとした男を許すはずがない。
一線を超えたヤバい事を、この男はしてしまった。

でも女は刑務所にいる男に会いに来た。
このラストシーンは、加害者が深く反省し己の行為を悔いているならば、救いの手を差し伸べたいという、ダルデンヌ監督の気持ちの現れではなかろうか。
犯罪者を決して許すべきではないという意見もあるだろうが、この監督はそれに疑問を投げかけている。
犯罪者にも人権はある、そして更生の道を残すべきだと監督は言いたかったのだろう。

自分がこの女の立場なら、子どもを売られたら絶対に許さないだろう。
だけど一歩引いて見てみると、許すという道もあるのかもしれない。
ただ、それを許すのはとても難しいことだ。

この男は許されるべきか許されざるべきか。
本作を通してダルデンヌ兄弟はそれを訴えたかったに違いない。
カンヌパルムドールは、本作が発するこの社会的メッセージに対する評価ではなかろうか。
にじばぶさん [インターネット(字幕)] 8点(2024-08-04 23:39:13)
その他情報
作品のレビュー数 34件
作品の平均点 6.35点
作品の点数分布
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100.00%
212.94%
325.88%
425.88%
525.88%
6720.59%
71441.18%
8514.71%
900.00%
1012.94%
作品の標準偏差 1.62
このレビューの偏差値 56.24
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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