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華氏451 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 華氏451
製作国英,仏
上映時間112分
劇場公開日 1967-12-20
ジャンルSF,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 フランソワ・トリュフォー作品の中で唯一未見だった作品で、ようやく見ることができた。
これでフランソワ・トリュフォーをコンプリート。

活字や本が違法とされた近未来を舞台としたSF。
もちろんトリュフォーの作風からすれば異端の内容で、それが原因で今まで見るのをためらってきた。
おそらくつまらないんじゃないか?
地下鉄のザジみたいに気色の悪い内容なんじゃないか?
ジャック・タチ作品みたいに奇妙なだけでつまらないんじゃないか?
そうした憶測を勝手に自分の中で持っていて、この作品を敬遠してきた。

だけど、かの蓮實重彦氏が推薦している作品だ、見ない訳にはいかない。
というわけで、土曜日の暇な時間に意を決して鑑賞開始。

これが独特の世界観を構築していて、意外と完成度が高い。
奥さんも綺麗。
主人公も存在感抜群。

ところがその主人公、最後は奥さんに逃げられ、上司を火炎放射器で焼き殺してしまう。
なかなかのショッキングな展開だったが、ラストは本大好き人間の桃源郷に逃げ込み、難を逃れた。

奇妙な作品であり、決してトリュフォーの得意分野とは思えないが、そこが逆にこの作品の独創性に貢献しており、飽きずに最後まで見ることができた。
にじばぶさん [インターネット(字幕)] 7点(2023-02-25 11:48:31)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 58件
作品の平均点 6.36点
作品の点数分布
011.72%
100.00%
211.72%
323.45%
423.45%
51118.97%
61220.69%
71220.69%
81220.69%
946.90%
1011.72%
作品の標準偏差 1.83
このレビューの偏差値 51.91
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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