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生さぬ仲(1932) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 生さぬ仲(1932)
製作国
上映時間78分
劇場公開日 1932-12-16
ジャンルドラマ,サイレント,モノクロ映画,ファミリー,小説の映画化
レビュー情報
現存する成瀬巳喜男映画の中でも、最古の部類に入る作品。

“産みの親”対“育ての親”の構図。
劇中の岡譲二のセリフが印象的。

「子供を産むのが母親ではなくて、子供を育てるのが、母親の母親たる所以だ」。

まあ確かに理屈ではそうなんだけど、お腹を痛めて産んだ我が子を、手元に置きたいという、産みの親の心情というものがあるのでは?

ここは少し、一方的な善人の主張という感じだが、まあ、分かりやすくて良い。
成瀬巳喜男作品にしては、軽いノリで分かりやすく、心情的にも感情移入しやすい作品である。

それにしても、1930年代の成瀬巳喜男映画は、本当に鑑賞にこぎつけるだけで大変である。
正直なところ、映画の内容より、貴重な成瀬巳喜男映画を観られたということに、より満足感を得た感じである(苦笑)。
にじばぶさん [映画館(邦画)] 6点(2012-01-12 23:32:40)
その他情報
作品のレビュー数 3件
作品の平均点 6.67点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.94
このレビューの偏差値 42.50
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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