Menu
 > 作品
 > イ行
 > 一命
 > にじばぶさんのレビュー
一命 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 一命
製作国
上映時間126分
劇場公開日 2011-10-15
ジャンルドラマ,時代劇,リメイク,小説の映画化,3D映画
レビュー情報
ご存じ、傑作時代劇『切腹(ハラキリ)』のリメイク。

恥ずかしながら、本作を観る前にその情報知らなかったものだから、ストーリー丸分かりで、観ていて少々しんどかった。
何故かって、この作品って、ストーリーがかなり魅力の大半を占めていると私は考えているから。
『切腹』を観ていた時は、先の読めないスリリングな時代劇に、興奮したものだ。
それを考えると、ストーリーと顛末を知っていて、この『一命』を観たことは、自分で言うのも何だが、不幸というか、愚かというか。

市川海老蔵の演技は可もなく不可もなく。
歌舞伎には精通していないので、知った様なことは言えないが、海老蔵の発声方法が、歌舞伎調の様な気がして、映画向きではない気がした。
少なくとも、本作での話だが。

それを食ったのが、満島ひかりの演技。
あまり目立った演技ではなかったが、控え目ながら、実に巧く演じていたように思う。

ところで、最後の雪は余計ではないか??
3D映画だから、とってつけた様に降らせた様な気がしてならない。

どんなジャンルでも器用にこなす三池崇史監督だが、人情劇となると、さすがに不向きでないかと。
三池監督は好きな監督の一人で、今までに20本近く観てきているが、本作のような人情劇主体の映画を撮るには、かなり無理があるような・・・

とは言え、そこはさすがの三池監督。
瑛太の切腹シーンは、かなりの迫力。
あと、満島ひかりが死んだ瑛太の手のトゲを取るシーンとか。

随所に三池監督らしさも出ていて、部分的ではあったけど、楽しめたのは良かった。
にじばぶさん [DVD(邦画)] 5点(2012-08-16 00:34:16)
その他情報
作品のレビュー数 28件
作品の平均点 6.57点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
427.14%
5621.43%
6414.29%
7828.57%
8621.43%
927.14%
1000.00%
作品の標準偏差 1.40
このレビューの偏差値 41.98
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
一命のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS