Menu
 > 作品
 > ハ行
 > 花を摘む少女と虫を殺す少女
 > にじばぶさんのレビュー
花を摘む少女と虫を殺す少女 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 花を摘む少女と虫を殺す少女
製作国
上映時間236分
劇場公開日 2000-11-11
ジャンルドラマ,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
矢崎仁司監督が放った大長編。
その尺、実に236分。
しかも休憩がなかった。
途中でトイレに向かう人たちが多い中、私はなんとか我慢した。

題名にあまりリンクしない内容で、つかみづらかったというのが第一印象。
しかも、ほとんどが字幕なので、読むだけでも相当疲れた。

本作を観た印象として、まっさきに思い浮かんだ作品が、ジャン・ユスターシュの大長編『ママと娼婦』。
エピソードを積み重ねていき、長い尺でもって、登場人物たちのキャラクターや関連性が浮き彫りになるという仕掛け。

しかし、その『ママと娼婦』と比べると、本作は予想以上につまらない。
結局、断片的な映像の数々が、まとまっていない。

映画を観終えた後、喫煙所で監督本人に遭遇したので書きづらいが、この時分の矢崎監督って、まだ何か挑戦中で、自分の作品の型が定まっていなかったんじゃないかと思う。
何故なら、最近の矢崎作品は、面白いものが多く、矢崎カラーみたいものが一つまとまった形で感じられるからだ。

発展途上にあった矢崎監督の、貴重な大長編。
期待には遠く及ばなかったのが残念だ。
にじばぶさん [映画館(邦画)] 3点(2012-07-13 21:02:44)
その他情報
作品のレビュー数 1件
作品の平均点 3.00点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
31100.00%
400.00%
500.00%
600.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 0.00
花を摘む少女と虫を殺す少女のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS