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月はどっちに出ている のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 月はどっちに出ている
製作国
上映時間109分
劇場公開日 1993-11-06
ジャンルドラマ,コメディ,小説の映画化
レビュー情報
映画的な面白さに満ちた、ユーモアとペーソスあふれる傑作。
バブルが弾けた後の、90年代前半に作られたというのも興味深い。

岸谷五朗は相変わらず良い役者ぶりだ。
もう少し尖った役が彼に最も合っているような気もするが、本作での彼が演じた主人公も、どこか憎めない人間くささがあって、これはこれで良い。

ただし、もう少し尺が短めの方が、更に余韻が残った気がする。
全体的にメリハリがなく、淡々と進みすぎなのがたまにきずだが、それでも最後まで楽しむことができた。

終り方も素晴らしい。
「どんな苦境に追い込まれても、人生何とかなるもんさ!」
そんなメッセージが聞こえてくる様なラストだ。

「大したことないさ!」

ラストで岸谷五朗が小木茂光にそう言う。
これは、北野武の『キッズリターン』のラストシーンを彷彿とさせる。
人生は苦難の連続かもしれないが、どんなに沈んでも、こういう気概をもって生きていきたいものだ。

そういう元気をくれる作品という意味でも、本作を高く評価したい。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 8点(2008-06-08 20:42:18)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 33件
作品の平均点 5.79点
作品の点数分布
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113.03%
226.06%
326.06%
439.09%
5618.18%
639.09%
7824.24%
8824.24%
900.00%
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作品の標準偏差 2.00
このレビューの偏差値 55.55
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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