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娘・妻・母 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 娘・妻・母
製作国
上映時間123分
劇場公開日 1960-05-21
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 「お金」というものが重大なテーマともなっている家族群像劇。
そこに恋愛、親子の情、夫婦問題、老後の生活などが盛り込まれ、まさにてんこ盛り状態。
そこに、原節子、高峰秀子、宝田明、仲代達矢、草笛光子、淡路恵子、加東大介、上原謙、杉村春子、笠智衆、三益愛子、森雅之という凄まじいまでのオールキャスト。
ここまで大風呂敷を広げてしまうと、さすがまとまりは悪い。
ただし、ラストの笠智衆と三益愛子の出会いのシーンは素晴らしい余韻を残した。
まとまっていないようで、実はまとまっているような気もする不思議な作品だった。
また、原節子は自然な美しさを放っていて良かった。
小津作品では、どうもいびつな笑顔や役回りが目立ち、小津作品を観ている限りではあまり好きな女優ではなかったが、本作での原節子は、とても魅力を感じた。
彼女のイメージにかなり近い役柄であったような気がする。
だからこそ、彼女のナチュラルな魅力が出ていたのではないだろうか。
高峰秀子だが、彼女ほどの女優をこんな役に使うのはもったいない。
森雅之にしてもそうだ。
そして上原謙もチョイ役すぎた。
杉村春子のいじわる姑は板についていて良かったが。
にじばぶさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-06-10 23:33:35)
その他情報
作品のレビュー数 15件
作品の平均点 6.93点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.12
このレビューの偏差値 50.53
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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