Menu
 > 作品
 > コ行
 > 小間使の日記(1963)
 > にじばぶさんのレビュー
小間使の日記(1963) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 小間使の日記(1963)
製作国仏,伊
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
ブーツフェチ老人や片っ端から下女を孕ませる主人、そして少女を強姦する男など、変態男たちが幾人か登場する。
彼らはいずれも地位も金もある男達で、社会的に立派な立場にいるのだが、その裏には、性的倒錯や性癖を隠し持っている。

それらの欲求を、立場を悪用して強要する男達に対し、ジャンヌ・モロー演じる小間使は、至極冷静に受け流す。
その態度は、それらの男達を嘲笑するかのような態度であり、魅力ある女性の前には、社会的力はあっても、男はいかに無力であるかを表現しているようだ。

しかし、全体的に間接的な描写や、遠まわしな表現が多いので、決して解りやすい作品には仕上がっていない。
それが災いしてか、どうもストレートに楽しむことができなかった。
フランス映画的ではあるが、もう少し表現するべきところははっきりと表現し、メリハリの利いた、スキャンダラスな問題作に仕上げてくれると、もっと楽しめたように思う。
にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-06-18 23:13:52)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 6.83点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6350.00%
7233.33%
800.00%
9116.67%
1000.00%
作品の標準偏差 1.07
このレビューの偏差値 42.68
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
小間使の日記(1963)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS