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本作の見所はなんといっても、その多彩“男ばかり”の登場人物。
なんと、総勢8人! 彼らは、強盗集団を結成するのだが、それぞれをカラーネームで呼んでいる。 「ホワイト」とか「ブルー」とか。 そんな魅力あふれる8人を、画像を交えて簡単ながらレビューしていきたい。 まずは、ハーヴェイ・カイテルが演じたホワイト。 ハーヴェイ・カイテルの出演作品は相当数観たが、その中で、本作における彼はそれほどハマり役という感じはしなかったが、それでも重要な役どころを演じており、最後の最後まで活躍する。 次にティム・ロスが演じたオレンジ。 この人もカイテルと同じく、最後の最後まで重要な役割を演じた。 しかし、どうもクサすぎるキライが・・・ まあ、役回り的には妥当なのかもしれないけども。 そしてマイケル・マドセンが演じたブロンド、これが一番カッコ良かった! このマイケル・マドセンという俳優、『キル・ビルVol.2』でも印象的な役を演じていて素晴らしかったけど、本作でもそれに優るとも劣らない魅力を発揮していた。 口元に笑みを浮かべながら、ウイスキー・グラスを傾けてドスの効いた声で語るところなんぞ、キマり過ぎ。カッコよすぎ。 アメリカ人らしい魅力を持った俳優で、本作で一気にファンになったね。 そして、ボスの息子であるエディーを演じたクリストファー・ペン。 残念ながら、去年亡くなられたとのこと。 本作では、マイケル・マドセンの次にカッコ良かった。 ボスの前でマドセンとふざけた取っ組みあいをするんだけど、大柄二人がジャレ合うこのシーンは迫力もあり、それでいて和み感のあるいいシーンだった。 こんな俳優が早くに亡くなってしまったのは、まことに残念である。 そして最初から最後まで“異端児”を演じ続けたピンク役のスティーヴ・ブシェミ。 決してカッコのいい役ではなかったけど、屈強な男達の間に入って、なかなかの個性を発揮していた。 残りの3人は簡単に。 ローレンス・ティアニーが演じたボス(ジョー)。 言ってみれば、『西部警察』の石原裕次郎みたいな感じの存在。 エディ・バンカーが演じたブルー。 ほとんど出番ナシ。 監督のクエンティン・タランティーノも出演しており、演じた役がブラウン。 前半であっさり殺される。 しかも不自然な笑顔がどうも・・・ 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-03 16:00:01)(良:1票)
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