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妻よ薔薇のやうに のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 妻よ薔薇のやうに
製作国
上映時間74分
劇場公開日 1935-08-15
ジャンルドラマ,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 念願叶っての鑑賞!
成瀬巳喜男監督の初期代表作とも言われる『妻よ薔薇のやうに』をついに観ることができた!
荒川区南千住図書館に、この場を借りてお礼申し上げます。

キネマ旬報で第一位をとった作品であるが、どうもそれ程のみなぎる魅力は感じられなかった。
しかし、成瀬監督の代表作の一つと言われているだけあって、つまらないわけではなく、1930年代の日本映画の中では上位にくるであろう内容。

本作でも男は相変わらず“ダメ”な象徴として描かれている。
正妻と妾の間をフラフラする男。
二人の女性にそれぞれ娘があり、どちらもかわいがるが、どうも歯切れが悪い。
自分で決断を下すことなく、常に周囲の女性に振り回されている。
自分がまいた種なのに、何たることだ。
ほんと、この男は情けない。
そういう意味において、逆説的に考えれば、本作の内容は女性讃歌として捉えることができよう。

期待していたほどではなかったものの、楽しむことはできたし、何より貴重な1930年代の成瀬作品をまた一つ観れたことが嬉しい。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 6点(2008-12-28 00:10:22)
その他情報
作品のレビュー数 9件
作品の平均点 7.67点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.05
このレビューの偏差値 35.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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