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残菊物語(1939) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 残菊物語(1939)
製作国
上映時間143分
劇場公開日 1939-10-10
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
池袋の新文芸坐にて鑑賞。

本作は、1939年公開の溝口健二監督作品である。


146分という長尺も合点のいく、まさに力作であった。

特に、全編を通して貫かれている、“1シーン1カット”という撮影方法により生まれる、“長回し”シーンの数々に圧倒される。

長回しといっても、それは実験的な長回しであったり、観客を驚かせる為の遊び的な長回しという感じではない。

監督とカメラワークと演じる俳優とが力を結束し、又、それぞれがプロであるからこそなせるものであった。

全編を通して貫かれる、その一貫した撮影スタイルに、溝口監督の強いこだわりと執念を感じた。
にじばぶさん [映画館(邦画)] 9点(2007-09-01 21:34:52)
その他情報
作品のレビュー数 25件
作品の平均点 8.88点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.48
このレビューの偏差値 50.55
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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