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妻(1953) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 妻(1953)
製作国
上映時間96分
劇場公開日 1953-04-29
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 成瀬映画に上原謙との取り合わせ。
これだけでもう、ハズレなんかあり得ません。
上原謙のダメ男ぶりも観ていて気分が良くなるくらいハマっています。

しかしまぁ、 高峰三枝子が・・・
元々、あまり好きな女優さんではないのですが、その嫌なイメージを増幅させる役を演じています。
煎餅をボリボリ、お茶でうがい。
こりゃ、夫としてはたまりません。
上原謙のごとく、観ている私までイライラしてきました。
ここまでイラつく「妻」を演じた高峰三枝子は、ある意味凄い。
彼女の演技の成せるワザなのか?
それとも単なる地か?
いずれにしてもウザ過ぎます!

しかし、本作を観ていて少しシックリこなかった部分がありました。
それは上原謙が浮気をして、結局、浮気相手の女性にフラれてしまう部分です。
これがどうも唐突ですし、理由が良く解りません。
なんか強引に、「元のサヤに戻る夫婦」という成瀬映画のパターンに持っていった様な気がします。
これが強引すぎて、どうも最後はシックリとこなかったのです。

上原謙をはじめ、雰囲気は非常に“成瀬していて”で良いのですが、このストーリー展開の無理が気になりました。
それでも十分楽しめるところは、さすが成瀬監督ですね!
にじばぶさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-03-21 21:10:11)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 7.20点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.40
このレビューの偏差値 37.50
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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