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「ノアの箱舟」がモチーフで動物がたくさん出てきて、特殊効果も良くできているけど、なんかあと一歩、はっちゃけきれていない作品。
脚本的にもう少しブラックな面があって欲しかった感じ、たぶん、「原案にはあったような気配」を感じさせる分、残念な出来。 たぶん、アメリカでは「良きファミリー」向けに作られたために、徐々に「毒」を排除しつつ完成させたのでしょうね。 その結果、現代を風刺したコメディ作品からチャイルド向けのようでメッセージの足りない映画になってしまったんでしょう。 「お前は”神の子”(聖書的に「預言者」という意味)のつもりなのか?」「いや、神の子は今、○○億人いるんで・・」あたりは モーゼ、ノアのような「預言者さんたち」が上っ面では「英雄」に見えても、実際は「苦労するために神に選ばれちゃった人」だということを伝えるにいいシーンなんだけど、全体に遠慮がちなのであまりパッとせず、メッセージが弱まっている。 最後の箱舟の疾走シーンはアトラクションになったら「乗りたい~!」とウキウキものだったけどね。 【グレース】さん [DVD(吹替)] 5点(2008-04-13 13:00:48)
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