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《ネタバレ》 「これからは、農家が自分作ったものを、自分で付加価値をつけて売らなきゃいけない」とか、「コメだけでは食べていけない。他の作物も作らなきゃ食べていけない」とか、よく分かったうえで作ってるよなあ、と思いました。日本の果物が、海外で高い評価を得ていること、とかもね。しかし、いまさら農家の嫁不足かぁ。確かに、その現状は今でもありますけど、結婚が遅くなってるのは、いまや他産業でもそうですよね。「きつくて汚い」という農業のイメージは、この映画が作られてから5年、大分変わってきてると思ってます。若い女性農業経営者も出てきてますし、ベジタブル&フルーツマイスターの資格を取って、直売所や地元のスーパーなどに、農産物やその加工品(ジャムとか、お菓子とか)を売り込んでる女性農業者も出てきてます。農業は、お天気に左右されるところがあって、確かに厳しい産業ですけど、他の仕事だって厳しいでしょ。この映画見た人には、その辺誤解しないようにしていただきたいです、と農家のはしくれとして言わせていただきたい。クリスは日本に来ないのが、正解だったでしょう。農業をモチーフにして、日本とフィリピンで生きること、家族のあり方がテーマだったとも思いますので。「やっぱり来ちゃった」富田靖子と末永く農業を続けるエンディングの方が良かったかな。でも、すばらしい大地康雄のために、これより低い点数はつけられません。
【なたね】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-04-29 07:52:29)(良:1票)
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