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《ネタバレ》 最も幸せだった記憶とだけあの世に旅立てる。とっても心優しいファンタジー映画だと思ったのですが。しかし。我が身に振り返って考えてみると、やはり誰かと心を通じ合えた記憶にするだろうなと思うのだけれど、渡辺一朗氏のエピソードみたいにパートナーとすれ違いがあったらイヤだなあ。それなら飛行シーンにこだわった彼のように、独りの幸せの記憶を選んだ方が懸命かもね。とか、考えながらみていました。そしたら。最後の試写会はグループみんなでみるんじゃないですか。そんな究極のプライバシーを。これからあの世に行くにしても。いや、あの世にいってからもなんか気まずいじゃん。それなら、もう少しチョイスするエピソード考えたよ。(せこいよ、オレ)なんてね。1時間45分頃に、望月のしおりへの言葉、「だから 僕は消してここでのことを忘れたりしない」。このシステムの運営側としては、軽々に言ってはいけない事と思われ。ここでの事を忘れること前提で、別れを告げる方が誠実なのではないか。というわけで、優しさを装ったデリカシーのないファンタジーということで、ワタシの中では収まりました。でも、オレも誰かの幸せに参加していたいなあ。
【なたね】さん [DVD(邦画)] 3点(2016-10-09 07:44:01)
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