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《ネタバレ》 かつて、冒頭近く女子のかったるい会話を観て、「これは不愉快な映画だな」と視聴を中止したことのあるオッサンです。再挑戦してみて、やっぱこれいいですね。何不自由なくも、生きづらい10代半ば。「戦おう。ここが俺たちの世界だ。オレたちはこの世界で生きていかねばならないんだから」。バトミントン部の女の子、吹奏楽部の部長、野球部のキャプテン。映画部の部長と副部長。彼らがしたたかに自分の居場所を作っている(しがみついている)様をみて、おそらく桐島のNo.2で実力があるにも関わらず、野球部幽霊部員の宏樹君。とんでもない時間の使い方をしてしまったと憔悴しているようなラストシーン。後ろ姿。かつてない青春映画だと、だいぶそれは遠い日のことになってしまった昭和の男のワタシは思うよ。
【なたね】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-09-22 00:29:47)
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