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《ネタバレ》 笑わせることを封印した村上ショージさんが見せる、ギリギリの演技。これ以上ないくらいデリケートに「テツ」に取り組んでいることが観客にヒシヒシと伝わってくるが故に、何かしゃべる度に彼に見入ってしまう。よかった、なんだか上手いぞと。つまり、村上さんに申し訳ないんだけど、我が子が学芸会で準主役級の役を演じているのを見ているがごとくなのです。ぎこちないと言ってしまうにはもったいない、何か特別な魅力があるのですが、それを受け取るこちらがどう扱っていいのか分からない。結局は、最後まで村上さんに振り回されました。阿部寛さんが終始不機嫌な顔つきなのがよく分かる本作です。
【なたね】さん [DVD(邦画)] 5点(2016-09-19 16:26:07)
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