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《ネタバレ》 「家庭の幸福は諸悪の本(もと)」(by太宰治)というお話にしたかったのだろうと思っています。確かに。いろんなことを思考停止させてしまう「家庭の幸せ」がなければ、世の中の不幸は相当なくなりそうです。家族って、どうしょうもないもんだと言われれば、ある程度そうかもねと思ってしまうワタシです。しかし。本作の4人。全くそのような、家族の雰囲気がないんですよね。良くも悪くも密度の濃いつながりがあるようには思えない。ただ柄の悪い4人が集まって、一番立場の弱い人間(次男)を追い詰めているだけ。繰り返しますが、「家庭の幸福は諸悪の本」。諸悪だけ描いて、家庭が描けていないのでは、ただ乱暴なだけの映画って事になってしまいますね。
【なたね】さん [DVD(邦画)] 2点(2018-07-17 17:26:46)(良:1票)
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