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《ネタバレ》 うわあ、見終わって複雑。この映画が上映されること自体も含めて、極めて今日(こんにち)の日本的な本作。是非とも、皆さんには、今見て見解(レビュー)をアップして欲しい映画ではあるのだけれど、ワタシはこの映画を高く評価したいとは思わないんだ。しでかした事とペナルティの差が大きすぎないか。政務活動費の不正使用による全会派25名の返還額は6,523万円は、精緻に調査すればおそらくもっとあるのだと思う。誰よりもモラルを求められる議員がやったことであり、これによりカネでは測れないもの(社会への信頼)がダメージ受けたのだとも思う。しかし、メディアを通じてすでに社会的な制裁も、法的な制裁を受けた人を、改めて映画にして晒すことまで必要なのか。富山市議会全体のモラルみたいな話になってるけど、おそらく市議個別に事情は違う。私的流用まで手を染めている(それならアウト)人もいるだろうし、あくまでも公務のための運用だった人もいるだろう。清濁合わせ飲む。成し遂げた仕事とのバランスで評価する。新しい政務活動費の運用指針ができる以前のスキャンダルいつまでも突いてて、話は前に進むのか。だから、村上和久さんは今もなお(4回目の辞職勧告決議が可決されたとのこと)市議を辞めないんだろうし(どんな仕事をした人なのか知りたい)、また富山県での上映決定が遅かったんでしょうなあ。雑な感想を持っちゃいけない作品のような気がします。でも、やっぱり、オレ間違っているのかなあ。【追記①】でも、あの、「コメントする立場にない」とか言ってた人だけは、(以下略、目を閉じて深くため息をつく)。絶対、ババを引かないことでのし上がってきた人なんでしょうなあ。組織って、頭から腐るって言うみたいですよ。【追記②】監督の五百旗頭監督が、「ドキュメンタリー映画を撮るのは、諦めた」という趣旨の発言をしていると聞きました。もったいない!本作における五百旗頭監督の有り様(ありよう)はまさに異色。この人から逃げられないという佇まい。次回作、期待しています。
【なたね】さん [映画館(邦画)] 6点(2020-11-21 16:58:50)
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