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《ネタバレ》 冒頭軽薄な記者登場からのビリー・ワイルダー一流のコメディ感とタイトルのギャップに戸惑っていたものです。え、どういう話?しかし、カーチスと保安官が手を組んでからの流れは、確かに「地獄」。鉄火場をてこにして、次のステージに進もうとする輩ってどんなときにもいるんだな(今の日本にもね)。たくさんの人の大小さまざまな私欲が集まったところで、カーチスという触媒を得て、一気に進む負の化学反応。一人の気の毒な男をじっくりと遠回しにして殺すカーニバル。カーチスは、レオのいまわの際に、涙流したんですよね。これはもう本当の悪党だよ。
【なたね】さん [DVD(字幕)] 9点(2020-03-16 09:54:57)
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