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《ネタバレ》 コートのポケットに手を突っ込んで歩く、リチャード・バートンのカッコつけっぷりに嫌気がさして、観るのを何度止めようとしたことか。ところが。放蕩が演技と分かった頃から、見方が変わりました。物語の二転三転があるのですが、登場人物の目的が、冷戦を大義にした組織内の権力争いにしか思えない。そこをスパイのリーマスが右往左往しているんですが、スパイもつまるところ、公務員。官僚主義の不条理さが、ワタシにとっては本作のテーマです。
【なたね】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-02-17 11:03:03)
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