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笛吹川 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 笛吹川
製作国
上映時間117分
劇場公開日 1960-10-19
ジャンルドラマ,戦争もの,時代劇,モノクロ映画,歴史もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 武田信玄の領土の農民。
息子たちが武士になっていく。
次男は長篠の戦で、信玄側の武将がいっぱい死に、
自分らにも出世のチャンスが来たとばかりに武士になる。
が、武田側の凋落に敵側に寝返りするものが続出する中、
兄弟全員、追い詰められて、死んでしまう。

木下恵介の戦争反対の論調も確かだが、何より彼の戦時中の「陸軍」を思い出させる。
「陸軍」では田中絹代が日本軍の行進の中に息子の姿を見て、追いかける短いシーンがある。
そこがこの映画では、武士の進軍の中、母親が息子に追いすがり、行くなと訴えるシーンが
長く展開する。木下恵介は時代を変えて、この場面を描き直したかったのではないか?
そんな気がした。
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2019-11-30 18:26:23)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 6.73点
作品の点数分布
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100.00%
219.09%
319.09%
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619.09%
7218.18%
8545.45%
919.09%
1000.00%
作品の標準偏差 2.14
このレビューの偏差値 50.60
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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