Menu
 > 作品
 > ハ行
 > 母と暮せば
 > トントさんのレビュー
母と暮せば のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 母と暮せば
製作国
上映時間130分
劇場公開日 2015-12-12
ジャンルドラマ,ファンタジー,戦争もの
レビュー情報
《ネタバレ》 山田洋次の映画は、心がほっこりする。AIには創れない映画だ。結局、どんなにビッグデータやらAIやら言ったところで、こんなもんでいいよねの姿勢がコンピューターにある限り、山田洋次の愛の込められた作品には到底勝てまい。さて本作だが、ご存知井上ひさし原作の「父と暮せば」へ捧ぐ作品になっている。優しい父親役の原田芳雄と宮沢りえのじゃんけんのシーンが忘れられない。ここでは山田洋次らしく、幽霊さんにも寅さんみたく失恋させてしまう。そして吉永小百合のラストのこの世とのお別れのシーン。山田洋次がここ何作かで、自分の作品にどんどん落とし前をつけるような作品を創っていってることは確かだ。「小さいおうち」がそうだった。山田映画で子どもの頃から観てきた吉岡くんにけりをつけている。山田監督が死の準備に入っていることは仕方のないことだ。それは避けられないもの。我々は寂しい気持ちはあるものの見守るしかない。
トントさん [DVD(邦画)] 7点(2016-09-18 22:25:31)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 5.31点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
2215.38%
300.00%
417.69%
5215.38%
6538.46%
7323.08%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.64
このレビューの偏差値 56.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
母と暮せばのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS