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ハムレット(1990) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ハムレット(1990)
製作国米,仏,英
上映時間135分
劇場公開日 1991-09-07
ジャンルドラマ,歴史もの,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ゼッフィレリのシェイクスピア劇はよく出来てるなぁ。唸ってしまうラスト。この人の「ロミオとジュリエット」も好きだが、本作もよく出来てる。オフィーリアが可哀そすぎる。この映画の後、ミレーの絵画「オフィーリア」をじっくり見てみたくなった。地方では図書館で味わうのが精一杯だが・・(泣)。それにしてもオフィーリアの父上のイアンホルムも、悲劇の渦中にあって、訳知り顔でウロウロするものは殺されてしまうのだろうか。そして、あまりにもやるせないのが、オフィーリアの兄上。妹も父上も亡くし、その復讐も利用されてしまう。本当に憎らしいなぁ、アイツ。ラスト、グレンクローズが自分の体調がおかしくなり、盃に目をやり、その瞬間に全てを理解した、あの表情はさすがオスカー女優である。シェイクスピア劇の映画化は、その重厚さからムードも大事だが、やはり言葉一つ一つに味があるので、映像美で追及するより、ゼッフィレリのように演劇色豊かな演出の方が向いている気がする。映画ファンとしては、ゼッフィレリを堪能したら、次はケネスブラナーのシェイクスピア解釈にも身を任せてみたい。
トントさん [ビデオ(字幕)] 8点(2017-03-12 22:39:05)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 15件
作品の平均点 6.73点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.44
このレビューの偏差値 56.14
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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