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《ネタバレ》 壁一枚へだてて、向こうは地獄、こちらは楽園。
風刺画一枚で描けそうな話を深堀りしてる。 映画描写が際立って、我々の心に刺さるシーンは、白黒の反転ネガを、合成して、 死の匂いのする映像を作り出してること。 思い出したのは、「シンドラーのリスト」に出てくる白黒映画にピンクの女の子。 あの子は希望を意味していたのだが・・ 何よりアノ収容所が、町中にあったことが驚きだ。 そりゃ収容所の職員にも生活はあるのだから、それはそうだが・・ 関心領域というタイトルにも、衝撃。何をか言わんをや・・ でも、関心がマヒしていった結果の、この事実とも思えるから、 関心持続時間とでもいった映画も創られたら? ラストのエンドロールで流れる悲鳴のような曲。 自分のことに必死で他者に関心をいつまでも持てない現実に、発狂したような歌だった。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2025-05-03 16:42:44)
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