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《ネタバレ》 黒澤監督は、原節子に容赦しないよね~。
小津さんみたいに大事に扱わない。 確かに戦争に負けたから、欧米の「自由」の種がこの国に植えられた。 だから当時の世相に逆らった主人公の彼の立ち位置も、映画の筋としては成り立つ。 (もちろん戦争は大反対。映画の筋だけ追った場合のはなし) だが、彼の姿勢は反対のための反対じゃなかったか? そこが彼と一緒になった原節子の情緒不安定さにつながる。 しかし、彼は急死した。 残された嫁の原節子は彼の信念と結婚したのだ。 それがあるから自分を支えることができたのだ。 黒澤監督がアメリカかぶれかもしれないという意見もある。 が、後の傑作が、やはり黒澤監督の偉大さを証明している。 万歳!黒澤さ~ん! 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-05-14 00:24:41)
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