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愛する(1997) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 愛する(1997)
製作国
上映時間114分
ジャンルドラマ,ラブストーリー,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 浦山監督の「私が棄てた女」と観比べた。この映画は2度目だが、ようやく本当の話の意味が見えてきた。女性が男の愛を磨くという点で、この話は一致している。浦山監督のは女性を踏みつけにしても何も感じない男を浅丘ルリ子がこれから対決しなければならない、と言って終わる。こちらの熊井版は、もっと愛の純度が高い。一緒になったミツからもらった贈り物を簡単に捨てる男の愛情。ところがミツがハンセン病になって、病院に行き、そこでもっと高度な愛を知る。そして男のもとより、病院に留まるという選択をする。もちろんミツは男のことでそれからも何度も泣くのだが・・そうしてドンドン愛情が純化したミツが事故死した後、男はそれを知り、泣く。つまり男の愛が純化する。この点で浦山監督の映画と同じ内容になるのだ。熊井監督のすさまじい映画人生をささえた熊井夫人との愛の交流がここまで純な愛の話を創ったものと自分は思った。
トントさん [ビデオ(邦画)] 8点(2011-05-16 11:03:17)
その他情報
作品のレビュー数 23件
作品の平均点 4.09点
作品の点数分布
028.70%
128.70%
228.70%
3417.39%
4313.04%
5417.39%
628.70%
714.35%
828.70%
914.35%
1000.00%
作品の標準偏差 2.47
このレビューの偏差値 56.44
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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