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愛すれど心さびしく のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 愛すれど心さびしく
製作国
上映時間123分
劇場公開日 1969-04-29
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 主人公と話していて、相手がなんらかの理由で「すまない」と言った時に、主人公の見せる「気にすんな」っていう仕草が切ない。彼はこの映画で何回もその仕草を見せる。相手はそれでほっとするが、彼の孤独が癒される事はない。こんな人っていますよね。話の聞き役に回る人に多い気がします。いなくなってはじめて、そんな人のことを何も知らなかったと周囲は気がつくのです。これは周りの大人が気がついて、そんな人に光をなるべく与えるようにしないと。でもこの映画は周りの大人が金銭問題や健康問題にいっぱいいっぱいで気持ち的に余裕がないのです。繊細な女性のソンドラロック演じるミックという女性はそんな寂しい大人の彼に惹かれるのですが、周りの若い男がほっとかない。唯一の友人は同じ聾唖者なのですが、知的にちょっと弱いところがあり、とても主人公の気持ちなど理解しない。そしてあっさりと死んでしまう。彼の孤独がピークに達した時、彼は自殺を選びます。彼が仕事か何かしていたら、もっと別の展開になったかもしれないですが、とても切ない映画です。
トントさん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-08-06 15:07:10)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 8.43点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.05
このレビューの偏差値 46.11
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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