タイトル名	蝿の王
製作国	英
上映時間	90分
劇場公開日	1991-06-15
ジャンル	ドラマ,ホラー,サスペンス,アドベンチャー,小説の映画化

《ネタバレ》　漂着したのが、少年達だったというのがこの話のポイントだろう。少年はまだ自立しておらず、誰かに依存しやすい。そこでちょっと頼りになりそうな人物がいたら、たちまち群れができる。そして、ここでずっと暮らすなら何してもいいと簡単に思う。弱いものをやっつけたり、偉そうな振る舞いをする人物を気に食わないから泣かそうとか、理性がベースのモラルとかルールとかを簡単に捨てる。これが大人なら、この島から出て行けないなら、お互い助け合おうという考えになるだろうが。でもここに異性が独りでもいたら、アナタハン事件のようになるかもしれない。いずれにしても、極限状況に追いやられた時、人はどうするか？というテーマは作家にとって魅力的だろう。神のような立場だから。でも金出してそんなのを見せつけられる観客はたまったものではない。うんざりしてしまう。心の片隅にしこりみたいのを植えつけられて・・・

作品のレビュー数	38件
作品の平均点	6.24点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 1 2.63％ 2 0 0.00％ 3 2 5.26％ 4 2 5.26％ 5 5 13.16％ 6 9 23.68％ 7 11 28.95％ 8 6 15.79％ 9 2 5.26％ 10 0 0.00％
作品の標準偏差	1.68
このレビューの偏差値	52.71 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値