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さすらいの航海 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 さすらいの航海
製作国
上映時間155分
劇場公開日 1977-08-27
ジャンルドラマ,戦争もの,実話もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 世界史を知らないので、映画が創られたのがニューシネマの頃もあり、ラストは気の毒なんだろうなと思って、ずっと観ていた。なので、船長の座礁をしようという決断、そしてラストの各国が入港を認める声明をしたという結末に、思わず涙ぐんで、この世も捨てたもんじゃないな、と思った。何よりこの映画は、政治の前に、個人は無力だと思い知らされる展開。不当であっても政治判断なら、従わざるを得ないお役人は、頼りにならないな~と思わずにいられなかった。この映画で、変化球を投げて、まず二人の娘を上陸させたのは、娼婦だったというのは、自分の足で立ってる人が一番強いということだろうか。(まぁ映画ですけどね・・笑)・・にしてもセントルイス号!・・歴史は信じられないことがあるものだね。何よりナチの厭らしさが露骨だった。やはり、先の大戦は、正義の戦いだったのかもしれない。すると日本は、悪の方だったのか・・と、皆の寝静まった深夜にしみじみと思い至った一本だ。何より3時間もの長編をだれることなく最後までひきつけたのは、脚本、はたまた原作の力だろう。力作。名作である。
トントさん [ビデオ(字幕)] 9点(2015-04-21 02:00:27)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 6.54点
作品の点数分布
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200.00%
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417.69%
5215.38%
6323.08%
7430.77%
8215.38%
917.69%
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作品の標準偏差 1.34
このレビューの偏差値 63.77
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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