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こわれゆく女 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 こわれゆく女
製作国
上映時間145分
劇場公開日 1993-02-27
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 何とも不安定な映画である。女性というのは、価値の判断基準みたいなとこがあって、その基準がこわれてるのだ。ちょっとつらい映画体験でもあった。なんで2時間以上もこわれた女性のローランズの演技を見せられるのかと・・。他の映画のしっかりもののローランズを知っているから、なおのこと演技が浮きだつ。ピーターフォークも怒鳴ってばかりで感情移入できない。さらにカサヴェテス独特のドキュメンタリーっぽい作風だ。よってこの夫婦を冷静に見ている2時間だった。「バージニアウルフ」くらいにひねりがあれば、まだしも・・。映画はラスト、子どもが母親をかばって、彼女は女としてのアイデンティティは失敗だったかもしれないが、母としては居場所ができた、という感じか・・。まったく人生、どこに落とし穴があるか分かったものではない、と身をひきしめた。どんなことで自分を見失うか、分かったもんじゃないよ。あの冒頭の寂しい彼女に酒を飲まし、手を出した男はどうなったのだろう?
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2014-06-07 20:12:14)
その他情報
作品のレビュー数 26件
作品の平均点 7.46点
作品の点数分布
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327.69%
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6311.54%
727.69%
81038.46%
9415.38%
10311.54%
作品の標準偏差 1.87
このレビューの偏差値 48.67
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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