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いまを生きる のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 いまを生きる
製作国
上映時間128分
劇場公開日 1990-03-17
ジャンルドラマ,青春もの,学園もの
レビュー情報
《ネタバレ》 ニール・ペリーを自殺に追い込んだ直接の原因は確かに厳格な父親にあると思う。しかし、無論父親は息子を死に至らしめようと思っていたわけではないし、息子の将来を思えばこそ厳しく接してきたのだ。ウェルトン・アカデミーを退学させて今後10年間勉学に励めというのはやはりやり過ぎだし、17年くらいしか生きていない少年にしてみれば、10年とは永遠に思えるくらいの長さだ。そのことが理解できなかった父親には責任があるし、「親の心子知らず」のニールもまた精神的に脆弱だったのだろう。では、キーティング先生はどうだ?彼は今を生きろ、自由を謳歌せよ、と鼓舞し、生徒たちの自立心を目覚めさせたが、その結果を推し測ることまではできなかった。それが「キーティングの失敗」だ。だが、もちろん彼もまた子供たちの将来や幸せを願ってやまない大人のひとりであり、彼ひとりが罰を受けるものでもないだろう。机の上に立ち上がった数名の生徒たちには、キーティング先生の教えが正しく伝わったものだと思いたい。
フライボーイさん [ブルーレイ(吹替)] 9点(2012-12-16 16:12:07)
その他情報
作品のレビュー数 300件
作品の平均点 7.19点
作品の点数分布
020.67%
110.33%
241.33%
362.00%
4155.00%
5268.67%
65518.33%
75117.00%
85317.67%
94214.00%
104515.00%
作品の標準偏差 2.03
このレビューの偏差値 54.39
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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