タイトル名	嫌われ松子の一生
製作国	日
上映時間	130分
劇場公開日	2006-05-27
ジャンル	ドラマ,コメディ,ファンタジー,ミュージカル,ロマンス,小説の映画化

傑作。これがゼロ年代の鬼才。このストーリーでここまでのポップさとフラッシュバックのようにシーンを繰り返すなどの手法の斬新さ、そして映画らしさを失わない映像感覚、天才だと思う。一人の女性の一代記というある意味単純なストーリーだが、絶妙に時間軸をクロスさせ、最後まであきさせない。脚本のうまさが光る。時間軸だけではなく、伏線がしっかり張ってあるところも見所。中谷美紀の熱演は勿論最高だった。ただ最後の太った松子だが、中谷美紀の顔は太っていないのでどうしても違和感が残った。エンターテイメントに徹しているかと思えばラストのグライダー滑空のようなカメラワーク（どうやって撮ったのだろう）で川や土手を映し、家、階段まで持っていくあの美しさ、芸術性も見逃してはいけない。

作品のレビュー数	208件
作品の平均点	7.01点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 4 1.92％ 2 7 3.37％ 3 3 1.44％ 4 12 5.77％ 5 22 10.58％ 6 17 8.17％ 7 41 19.71％ 8 53 25.48％ 9 29 13.94％ 10 20 9.62％
作品の標準偏差	2.11
このレビューの偏差値	54.45 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値