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セピア色の映像しか見ることのできない私たちもまた、有効な言葉を持つことができない兄妹と同じ立場におかれている。よくいわれるように暴力を容認するような映画では決してなく、むしろその対極だろう。暴力が生み出す悲惨さを抱えて、そこから立ち直る映画である。それを肯定も否定もする必要はなく、それらは無意味でさえある。この映画を物語る者は居ない。ただ経験がそこにあるだけである。
彼らが何かを発見したのか、それとも私たちが彼らを発見したのか。私は後者だと信ずる。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-14 00:04:32)
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